ヒトリキカクがそろえたもの
- パソコン:WindowsでもMacでもかまいません。スマホやタブレットだけでは、この本の作業はできません。
- Claudeのアカウント:Claude Codeを使うには、有料のプランが必要です。
- Claude Code:AIと一緒に作るための道具。この章で用意します。
- ブラウザ:ChromeやEdgeなど。いつもインターネットを見ているもので十分です。
プログラミング用の特別なソフトや、黒い画面の操作は、最初はいりませんでした。
料金について
プランの名前や料金、使える量は、ときどき変わります。申し込む前に、Claudeの公式サイトで最新の情報を確かめてください。この本では、金額は書かないことにしています。
Claude Codeは、チャットと何が違う?
ふつうのAIチャットに「Webページを作って」と頼むと、画面にプログラムの文字が表示されます。それを自分でコピーして、ファイルを作って、貼りつけて、保存する。直してもらうたびに、これをくり返します。
Claude Codeは違います。あなたのパソコンのフォルダの中で、AIが直接ファイルを作ったり、書き直したりします。コピーも貼りつけもいりません。あなたは「何を作るか」を伝えて、できたものを確かめるだけです。
使い方は2通り
Claude Codeには、大きく2つの使い方があります。
- Claudeのデスクトップアプリで使う:いつものチャットと同じような画面で使えます。
- ターミナル(黒い画面)で使う:文字だけの画面で、コマンドを打って使います。
ヒトリキカクは、デスクトップアプリを使っています。黒い画面に慣れていなくても、ふだんのチャットに近い感覚で始められたからです。どちらが合うかは、人によって違うと思います。
ヒトリキカクの進め方:準備の5ステップ
画面の見た目やボタンの名前は、アプリの更新で少しずつ変わることがあります。見つからないときは、あわてずに、アプリの中のClaudeに「〇〇はどこですか?」と聞いてみてください。
1. デスクトップアプリを入れる
Claudeの公式サイトから、自分のパソコン用(WindowsかMac)のデスクトップアプリをダウンロードして、インストールします。ほかのアプリを入れるときと同じ手順です。
2. ログインする
アプリを開いて、Claudeのアカウントでログインします。有料プランに入っていることも、ここで確かめました。
3. 作業用のフォルダを作る
作品を入れておくフォルダを、ひとつ作ります。たとえば、ドキュメントの中に my-first-site という名前のフォルダを作ります。
ヒトリキカクは、フォルダの名前を半角の英数字とハイフンにしています。あとでインターネットに公開するとき、名前がそのままWebの住所(URL)の一部になることがあるからです。
4. Claude Codeでフォルダを開く
アプリの中で、Claude Codeを使う画面(Codeのタブ)に切りかえて、さっき作ったフォルダを選びます。これで、AIが作業していい場所が決まります。AIは基本的に、このフォルダの中で作業します。
5. 最初のひとことを送る
頼み方の例
作ったばかりのフォルダなら、「空です」と返ってくるはずです。それで準備は完了です。あとは第1章でやった「頼む → 開く → 確かめる」を、ここで始めればいいだけです。
「やってもいいですか?」と聞かれたら
Claude Codeを使っていると、AIが「このファイルを作ってもいいですか?」「このコマンドを動かしてもいいですか?」と許可を求めてくることがあります。
これは、AIが勝手にパソコンの中を変えないための、大事なしくみです。何をしようとしているのか、わからないまま「許可」を押さない、とヒトリキカクは決めています。わからなければ、聞けばいいのです。
頼み方の例
ヒトリキカクの基準では、ファイルを作る、書き直す、といった作業フォルダの中のことなら、たいていは許可しています。逆に、ファイルを消す、作業フォルダの外を触る、何かをインターネットに送るといった操作は、一度立ち止まって説明を聞いてから決めます。あなたなら、どこに線を引きますか。
ヒトリキカクの場合
私は「ヒトリキカク作業場」というフォルダをひとつ作り、その中にWebサイト、iPhoneアプリ、PDFの本を、作品ごとのフォルダに分けて並べています。途中でパソコンをMacからWindowsに替えましたが、このフォルダごと移したので、続きから作ることができました。
つまずきやすいところ
- フォルダを選ばずに始める。AIがどこにファイルを作ったのか、わからなくなります。最初に必ずフォルダを選びます。
- 1つのフォルダに、いろいろな作品を混ぜる。1作品に1フォルダ。あとで公開や整理をするときに困りません。
- 許可を読まずに全部押す。大事なファイルが消えてから気づいても、もどせないことがあります。
あなたなら、どうする?
- あなたなら、作品ごとのフォルダにどんな名前をつけますか。
- AIに「やってもいいですか?」と聞かれたとき、あなたが許可してよいと思える基準は何ですか。
- あなたが使っているAIは、いま「話す相手」ですか。それとも「作る道具」ですか。
ヒトリキカクが大事にしたこと
正解ではなく、ひとつの例です。あなたのやり方と、くらべてみてください。
- そろえるのは、パソコン・Claudeの有料プラン・Claude Code・ブラウザの4つ
- Claude Codeは、選んだフォルダの中でAIが直接ファイルを作る道具
- 作品ごとにフォルダを作り、名前は半角の英数字にする
- 許可を求められたら、わからないときは「何をするものですか?」と聞く
次の章では、AIにうまく伝えるための頼み方を、もう少しくわしく見ていきます。