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PART 2 ・ 第5章

インターネットに公開する

2026年11月時点の情報です
この章で考えること
  • 作ったものを、どんな名前で、どこに置いて世に出すか
  • 自分の手でやることと、AIに頼むことの線をどこに引くか
  • 公開したあと、直し続けるための段取りをどうするか

自分のパソコンの中から、外へ

ここまで作ったページは、まだあなたのパソコンの中にしかありません。ほかの人がそのページを見るには、インターネットにつながった場所にファイルを置く必要があります。

この章は、この本の中でも、AIに任せられる部分が少ない章です。お金を払う申し込みや、パスワードを使う設定は、あなた自身の手でやることになるからです。そのかわり、ヒトリキカクは、わからない画面や用語を遠慮なくAIに聞きながら進めました。

ドメインとサーバー

Webサイトを公開するには、2つのものを用意します。家にたとえるとわかりやすいです。

サーバー = 土地と家ファイルを置いておく場所。24時間インターネットにつながっている、借りものの家。
ドメイン = 住所「example.jp」のような、サイトの名前。住所があるから、人がたどり着ける。
アップロード = 引っ越しパソコンの中のファイルを、サーバーという家に運び込むこと。

どちらも、専門の会社のサービスを申し込んで借ります。サーバーを借りる「レンタルサーバー」の会社の多くは、ドメインもあわせて取れるようになっています。

お金と契約について

サーバーもドメインも、多くは月ごと・年ごとにお金がかかります。料金、契約の期間、自動で更新されるかどうかは、会社やプランによってさまざまです。申し込む前に、必ず自分で確かめてください。この本では、特定の会社をすすめることはしません。

なお、ファイルを置くだけのページなら、無料で公開できるサービスもあります。どちらがいいか迷ったら、作りたいものを伝えてAIに相談してみてください。

ドメインの名前を決める

ドメインは、あとから変えるのが大変です。名刺に刷ったり、人に教えたりするものなので、じっくり考える価値があります。

頼み方の例

ひとり時間に作ったものを紹介するサイトのドメインを考えています。 短くて、読み上げても伝わる名前の候補を10個出してください。 それぞれ、よいところと気をつけることも一言ずつお願いします。

候補が空いているかどうかは、AIにはわかりません。最後は、申し込むサービスの検索画面で確かめます。

ヒトリキカクの進め方:公開の5ステップ

申し込みの画面や設定のボタンは、会社ごとに違います。ここでは流れだけを示します。画面の意味がわからないときは、画面に書いてあることばを、そのままAIに見せて聞くのがいちばんの近道です。

1. サーバーとドメインを申し込む

選んだ会社のサイトで、サーバーとドメインを申し込みます。ここはあなたの手で行います。

2. ドメインとサーバーをつなぐ

住所(ドメイン)と家(サーバー)を結びつける設定です。同じ会社で両方を申し込んだ場合は、ほとんど自動でつながることもあります。設定が必要なときは、会社の案内のページに手順が書いてあります。

設定してから実際に見られるようになるまで、しばらく時間がかかることがあります。すぐに表示されなくても、あわてなくて大丈夫です。

3. ファイルをアップロードする

パソコンの中のファイルを、サーバーに運びます。方法は主に2つです。

どちらの場合も、サーバーの中の決められたフォルダに置く必要があります。どこに置けばよいかは、サーバー会社の案内に書いてあります。

パスワードは、AIに見せない

サーバーやFTPのパスワード、管理画面のログイン情報は、AIとのやりとりに書かないでください。ログインや、パスワードを入れる操作は、あなた自身が行います。AIには「どの画面で何をすればいいか」だけを聞けば十分です。

4. 自分のドメインで開いてみる

アップロードが終わったら、ブラウザのアドレス欄に自分のドメインを入れて開きます。パソコンの中で見ていたページが、そのまま表示されれば成功です。スマホでも開いて確かめます。

5. https にする

アドレスが https:// で始まるページは、やりとりが暗号で守られています。http:// のままだと、ブラウザによっては「保護されていない通信」と表示され、見る人を不安にさせてしまいます。

https にするには、SSLという証明書をサーバーに設定します。多くのレンタルサーバーでは、管理画面から無料で設定できるようになっています。設定したら、サイトの中に書いた自分のページへのリンクも、https:// にそろえておきます。

頼み方の例

サイトをhttpsにしました。 このフォルダの中で、まだ「http://(自分のドメイン)」と書いてあるところを探して、一覧にしてください。 確かめてから直したいので、まだ書きかえないでください。

直したら、どのファイルを上げればいい?

公開したあとも、サイトは何度も直していきます。直すたびに、変えたファイルだけをサーバーに上げ直します。どのファイルを変えたのかは、AIに聞けば教えてくれます。

頼み方の例

今日変えたファイルを、サーバーにアップロードする一覧にしてください。 サーバーから消さないといけないファイルがあれば、それも別に書いてください。

アップロードは、AIではなくあなたが行う作業です。だからこそ、一覧にしてもらってから上げると、上げ忘れがなくなります。

ヒトリキカクの場合

ヒトリキカクのサイトは、レンタルサーバーとドメインを借りて公開しています。ファイルのアップロードは、いまも私が手で行っています。作業が終わるたびに、AIに「アップロードするファイル」と「サーバーで消すファイル」を一覧にしてもらい、それを見ながら上げています。https にしたのは2026年10月でした。サーバー会社の無料の証明書を設定したあと、サイトの中に600か所以上あった「http://」の書き方を、AIと一緒に一度に書きかえました。

つまずきやすいところ

  • 決められたフォルダの外に上げてしまう。上げたのに表示されないときは、まず置いた場所を確かめます。
  • 上書きで、サーバーにしかないファイルを消してしまう。サーバー側で直接書きかえたファイルがあるときは、先にパソコンへ取ってきておきます。
  • 上げたのに、古いページが表示される。ブラウザが前のページを覚えていることがあります。再読み込みや、少し時間をおいてから見てください。
  • ファイル名の大文字・小文字の違い。パソコンでは表示されたのに、サーバーでは写真が出ない、ということがあります。名前は半角の小文字でそろえておくと安心です。

あなたなら、どうする?

  1. あなたのサイトの名前(ドメイン)に、どんな思いをこめたいですか。
  2. お金をかけて自分の住所を持つか、無料で始めるか。あなたならどちらにしますか。
  3. 公開したら、最初に誰に見てもらいたいですか。

ヒトリキカクが大事にしたこと

正解ではなく、ひとつの例です。あなたのやり方と、くらべてみてください。

公開すると、ページは世界中から見られるようになります。次の章では、そのページを人に見つけてもらうために、ヒトリキカクが何をしたかを書きます。