いま、数字が語っていること
2024〜2025年に公表された公的統計から。詳しい出典は各ページ末尾と出典・データ集にまとめています。
このサイトについて
日本の学校の先生たちは、以前より年々やるべき仕事が増えています。教科指導や生活指導、部活動指導、保護者対応に加えて、ここ数年はICT教育やGIGAスクール構想への対応も求められるようになりました。児童生徒・保護者との関係も、教職員同士の関係も、以前と比べて複雑になってきています。
このサイトは、そうした教育現場の「いま」を、文部科学省・スポーツ庁・OECDなどの公的な調査結果や報道をもとに、できるだけ事実に基づいて一つひとつ書き留めていくものです。特定の政党や政策の是非を主張することを目的とはしていません。ただ、日々教室に立ち続けている先生たちがいて、その先生たちの働く環境について、社会全体で知っておくべき事実がある、という思いでまとめています。
教職員の負担が増える一方で、学校というシステムそのものと距離を置く動きも広がっています。通信制高校の在籍者数は6年連続で過去最高を更新し、フリースクールや「学びの多様化学校」など、学校以外の学びの場も各地で増えています。これは、これまでの一斉指導・毎日登校を前提とした学校のあり方が、多くの子どもや家庭にとって「合わない」ものになりつつある、という一つのサインとして読むこともできます。教職員の課題と、学びの場の多様化は、別々の現象ではなく、同じ土壌から生まれている可能性がある。そう考え、このサイトでは両方を扱っています。
学校が児童生徒を「学校へ振り向かせる」時代から、児童生徒やその家庭が「わかる授業、合う学びの場」を選ぶ時代へ。もしそうした転換が本当に起きているのだとすれば、それは学校の中の働き方改革だけでは解決しない、もっと根本的な問いを教育全体に投げかけていることになります(詳しくは学びの多様化のページで扱っています)。
9つのテーマに分けて、それぞれのページで「何が起きているか」「どんな数字があるか」「どんな改善の動きが始まっているか」を整理しました。関心のあるテーマから読んでいただけます。
9つのテーマ
教科指導の負担
授業準備、教材研究、成績処理。そして授業以外の業務に費やされる時間の多さ。
読む → 02生徒指導
生活指導・服装頭髪指導、そして不登校・いじめへの対応と児童生徒のメンタルヘルス。
読む → 03学びの多様化
過去最高を更新し続ける通信制高校。学校というシステムそのものから距離を置く動きをどう見るか。
読む → 04部活動指導
長時間労働の主要因の一つとされてきた部活動。進む「地域移行」の現状と課題。
読む → 05保護者対応
複雑化する要望やクレームへの対応。スクールロイヤーなど支援体制の広がりと限界。
読む → 06教職員のメンタルヘルス
精神疾患による休職・離職の実態。年代別・要因別のデータから見えてくるもの。
読む → 07ICT教育・GIGAスクール構想
1人1台端末がもたらした変化と、新たに教員に求められるようになったスキルと業務。
読む → 08改善の糸口
給特法改正や働き方改革指針など、いま動き出している制度と、現場とのギャップ。
読む → 09出典・データ集
このサイトで扱った統計・報道の出典一覧。一次情報にあたりたい方はこちらへ。
読む →